身長を伸ばす薬はある?身長サプリメントと薬の違いって?

話題の身長サプリメントを、期待を込めてあれこれ試すこと、かれこれ1年以上。にも関わらず、なかなか背が伸びない……。そんなときにふと、「そういえば!身長の悩みを解決してくれる薬はないの?」「もしあるなら、身長を伸ばす救世主になりそう!」と思ったこともあるのでは?身長サプリメントの効果が実感できなければ、医薬品(薬)の効き目にすがりたくなるものですよね。

ところで、身長の悩みを解決する薬はあるのでしょうか?あるなら、ドラッグストアや薬局で買えるのでしょうか?気になる“身長の薬”について、「そもそも身長サプリメントと薬、その違いは?」という点にも触れながら、解説します。

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身長サプリメントの定義とは?本来の活用法は?

そもそも、薬とサプリメントは一体どう違うのでしょうか?まずは身長サプリメントの定義から見てみましょう。

身長サプリメントとは、身長を伸ばす目的で企画開発されたサプリメントのこと。インターネットで「身長サプリメント」と検索すると、「全国のママに選ばれた身長サプリ‎」「180万袋突破の身長サプリ」など、たくさんの広告が出てきますね。ランキング形式で身長サプリメントを紹介しているサイトも、多数見かけます。

「とにかくたくさんある!」と身長サプリメント情報を片っ端から調べ、「だからこそ、どれを選べばいいの?」と迷って、話題の身長サプリメントを次々と試している方も多いのではないでしょうか?

ちなみに日本では「サプリメント」という呼び名が定着していますが、元はといえば英語の「ダイエタリーサプリメント(Dietary Supplement)」を略したもの。“dietary”は、「やせる」という意味の「ダイエット」を連想しますが、「飲食物」という意味。 “supplement”とは「補う」「追加する」を意味しています。

直訳すれば「補うための飲食物」、この意味がさらに広く解釈され、「サプリメント=普段の食事で不足している、さまざまな栄養素を手軽に補う食品」という意味で使われているのです。

つまり身長サプリメントとは、「身長を伸ばすために本来は摂るべきなのに、普段の食事では足りていない……そんな身長の伸びに欠かせない栄養素を補う食品」ということですね。必要な栄養素が「毎日」「バランスよく」「十分に」摂れているなら、栄養素を補う身長サプリメントは、本来不要なものといえるでしょう。

とはいえ毎日気を使っていても、意外と大変。食事だけで背を伸ばすための栄養バランスを整え、十分な量を食べさせようと思うと、折に触れて壁にぶつかります。野菜が嫌いでビタミンやミネラルが不足したり、小食であきらかに栄養摂取量が足りていなかったり。

そんなときに、「どうしても足りないものを栄養補給するため」という感覚で使うのが、本来の身長サプリメント利用法と言えるのです。

サプリメントと薬、その違いとは?

身長サプリメントの定義が分かったところで、サプリメントと薬の違いを見てみましょう。

・薬(医薬品)・・・・・・・効能と用法をうたえる。「病気の治療・症状の緩和」を目的とする。
・サプリメント・・・・・・効能と用法をうたえない。「健康維持」を目的とする。

注目すべきはそれぞれ、「病気・治療・症状」「健康・維持」というキーワードです。

薬はもともと、病気の治療や症状の緩和を目的につくられています。そのため、市販薬のパッケージには「のどの痛み・鼻水・発熱に」「胃のもたれ・不快感に」などといった、具体的な効能が書かれています。服用する量や時間についても、「1日3回食後に2錠ずつ」といった具合に、詳しく書かれていますよね。

一方、健康維持が目的のサプリメントの場合。効能はうたえませんし、服用する量や時間についても、具体的な情報を書いてはいけません。「1日に○○粒を目安に」と、おおよその摂取量が書いてあるだけです。

まとめるならば、

・薬・・・・・・・・・・・・・・・・特定の病気(症状)を、短期間で効率よく治す(和らげる)もの。
・サプリメント・・・・・・健康を妨げるなんらかの不調を、根気強く整えていくもの。

といえそうですね。効果が出る「速さ」「確かさ」が違うのが、サプリメントと薬の大きな違いと言えるでしょう。

薬を使うのは、医学的な「低身長症」の場合だけ!

ここまで読み進めてきた方は、「それならばますます、身長の薬がほしい!」と思ったかもしれませんね。背を伸ばす薬は存在するのでしょうか?

病院では、身長に関する薬を処方してもらうことができます。ただし「必ず背を伸ばしてくれる万能の存在」ではありません。しかも「誰もが使えるわけではない」ことも知っておく必要があるでしょう。

身長の伸びが遅くて薬が使われるのは「成長ホルモン分泌不全性低身長症」など、治療が必要な場合のみ。違う言い方をすれば、医療機関での検査によって、医学的に「低身長症である」と診断された場合のみ、薬が使えるということです。

薬と聞くと飲み薬を連想しますが、低身長治療の主流は、「注射」による成長ホルモン治療。これは、不足している成長ホルモン(ヒト成長ホルモン製剤)を注射で補う治療法です。ホルモン製剤を内服しても、血中の成長ホルモン濃度が十分上がらないため、注射によって投与するのです。もちろん市販されておらず、病院で処方してもらいます。

以前は、週に2~4回通院して、注射を受ける必要がありました。ところが現在では、在宅での注射(在宅自己注射)が可能に。主治医の指示にしたがって、腕や太ももなどに注射し、ホルモン製剤を投与します。

成長ホルモン治療はもちろん、「背が伸びない」から行われるもの。とはいっても、薬が直接背を伸ばすわけではありません。この薬はあくまで「成長ホルモン分泌を促す」目的で使うもの。成長ホルモン分泌を正常化することで、背が伸びない要因を一つ取り去ってしまうというのが、根本的な目的です。

身長の伸びを妨げる要因は、いくつもあります。成長ホルモン分泌を正常にしたからといって、必ず背が伸びるわけではありません。ましてや、成長ホルモンが正常に分泌されている場合に、さらに薬で成長ホルモンを投与したり、分泌を促進したりしても、身長を伸ばす効果にはつながらないのです。

ホント?ウソ?「酔い止め薬で背が伸びる」のウワサ

これまでに身長の薬に興味を持ったことがある方なら、「乗り物の酔い止め薬を飲むと、身長が伸びる」という情報を、見聞きしたことがあるかもしれませんね。

以前テレビのバラエティ番組で、「酔い止め薬に背を伸ばす効果がある」と放映され、話題になったことがありました。その主張の根拠となったのが、名古屋大学大学院医学系研究科の研究チームが発表した研究結果。整形外科学の鬼頭浩史准教授らの研究チームの実験によって、乗り物の酔い止め薬に使われる「メクロジン(メクリジン)」に、骨の伸長促進作用があることが分かったそうです。

背が伸びるというのは、骨が伸びるということ。「それならば、酔い止めを飲み続ければ、背が伸びるのでは?」と、期待してしまうかもしれませんね。

この実験は実は、あくまでマウスを使ったもの。人の臨床実験はまだ行われておらず、効果や安全性は未知数の状態なのです。

酔い止め薬には、排尿困難や眼内圧上昇、口の渇き、便秘といった副作用もあります。そもそも、長期的に飲むことを前提にした薬ではありません。安易に酔い止め薬を飲み続けるのは危険なことといえるでしょう。

身長サプリメントには3パターンある!

身長の薬を使うのは、医学的な低身長症の場合のみ。いわゆる低身長症ではないものの「周りと比べて身長の伸びが遅い」「もっと背が伸びたらいいのに」といった悩みを抱えている場合は、身長サプリメントを活用することになります。

一言で身長サプリメントといっても、いくつかのタイプに分けることができます。大きく分けるなら、「カルシウム補給型」「成長ホルモン分泌促進型(アルギニン)」「バランス栄養補給型」の3パターン。それぞれの特徴を見てみましょう。

>>1:カルシウム補給型

身長サプリメントに多いのが、この「カルシウム補給型」です。たとえば商品名が「○○カルシウム」となっているものや、「カルシウム○○mg配合!」と打ち出しているものが、カルシウム補給型にあたります。

カルシウム補給型の身長サプリメントが多いのは、「カルシウム=背を伸ばす栄養素」と思われているからですね。ただしここには、根本的な間違いがあります。実はカルシウムを摂っても、背は伸びないのです。

カルシウムはあくまで、「骨を丈夫にする」栄養素。カルシウムだけを集中的に摂っても、背を伸ばすことにはつながりません。

日本小児内分泌学会も、「カルシウム製剤は、成長を促進すると思われていますが、骨を強くする作用はありますが、成長促進作用はありません」との見解を発表しています。「カルシウムさえ摂れば背が伸びる!」と、過剰な期待を寄せるのは間違いといえるでしょう。

とはいえ、健康的に背をのばしていくには、骨がぐんぐん伸びること、丈夫な骨になることが大切です。骨の材料であるたんぱく質を摂った上で、カルシウムを補うことは有効といえるでしょう。

>>2:成長ホルモン分泌促進型(アルギニン)

身長サプリメントの中で最近注目を集めているのが、成長ホルモン分泌を促すといわれる成分を配合した「成長ホルモン分泌促進型」。その代表例が、アルギニン配合の身長サプリメントです。

アルギニンが成長ホルモン分泌を促進することは、医学的にも証明されています。「それなら、身長サプリメントでアルギニンを摂れば、背が伸びるのでは?」と思いますよね。ここにも実は、落とし穴があります。身長を伸ばすためにアルギニンを摂るなら、身長サプリメントから摂取できる量では、到底足りないのです。

医療の現場で使われるアルギニン製剤は、内服ではなく「注射」によって投与されます。直接血液の中へとアルギニンを送り込むからこそ、血中のアルギニン濃度が上がるわけです。口からアルギニンを取り込む身長サプリメントとは、大きな違いがありますね。

成長ホルモン分泌促進型の身長サプリメントの中には、「1日5,000ミリグラム配合」と、アルギニン高配合を謳うものもあります。でも、あくまで経口摂取。直接血中にアルギニンを入れ込む注射とは、体内へのアプローチが違います。大きな期待はしないほうが良さそうですね。

それと何より、成長ホルモン分泌が正常に行われているなら、アルギニンで成長ホルモン分泌を促すことには意味はありません。成長ホルモンがすでに正常に分泌されているなら、身長が伸びない原因は他にあるからです。

たとえば背の伸びに必要な栄養素が不足していれば、いくら成長ホルモンがしっかり分泌されても、背は伸びません。身長が伸びるということは、骨が伸びるということ。そのためには、骨の材料となるたんぱく質をしっかり摂ったり、骨を丈夫にするカルシウムを摂ったりと、食生活を整える必要があるからです。

成長ホルモン分泌促進型の身長サプリメントの販売手法を見ると、「身長を伸ばすことにおいて、成長ホルモン分泌が万能の方法である」かのように、アピールされていることもしばしば。過剰なアピールにだまされないよう、「身長が伸びるとは、どういうことか?」「背を伸ばすために、本当に必要なものは何か?」を、考える必要がありそうですね。

>>3:バランス栄養補給型

身長サプリメントの3つ目のタイプが、「バランス栄養補給型」です。「発育盛りの成長期に摂りたい栄養素をバランス配合」などと書かれた身長サプリメントが、このタイプにあたります。

身長を伸ばすには、やはりバランスのとれた食生活が大切。なぜなら、「背が伸びる=骨が伸びる」ということ。骨が伸びるには、さまざまな栄養素が必要だからです。

背を伸ばすためにはまず、骨の材料となるたんぱく質が欠かせません。ぐっと伸びた骨を強くするには、カルシウムも必要です。せっせと摂ったカルシウムを無駄にしないためには、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも必要。さらには、カルシウムと結びついて骨を形成するマグネシウムも……。

普段の食生活ですべて摂るのは意外と大変ですね。そこで活躍してくれるのが、バランス栄養補給型の身長サプリメントというわけです。

サプリメントの本来の意味は、「足りないものを補う」こと。背を伸ばすためには、基本的にはバランスのとれた食事を心がけましょう。その上で、バランス栄養補給型の身長サプリメントを活用するのが、もっとも正しい身長サプリメント活用法といえそうですね。

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