アルギニンサプリは子供の身長にどれだけ効果があるの?

背が伸びるには、成長ホルモンがしっかりと分泌されることが重要です。そこで、成長ホルモンの分泌を促す物質を配合した、「身長を伸ばすサプリメント」が世の中にあふれています。

ところが実際には、ほとんどが無意味。科学的に効果が見込めないものばかりなのです。

そこで今回は、「なぜ効果がないの?」という理由を徹底検証。背が伸びないものには手を出さないよう、じっくり読んでくださいね。

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アルギニンのサプリメントが背を伸ばさない理由

アミノ酸の一種で、成長ホルモン分泌を促すとして、多くの身長サプリメントに配合されているアルギニン。

スポーツドリンクにも微量ですが含まれており、「聞いたことがない」という方でも、きっと一度は摂ったことのある栄養素です。

このアルギニンには、たしかに成長ホルモンの分泌を促進する効果があります。必要な栄養素を摂取していても、成長ホルモンが分泌されなければ、身長は伸びません。

となれば、背を伸ばす上で、成長ホルモンの分泌を促すアルギニンは、欠かせない成分といえそうですね。

ただし、「成長ホルモンの分泌を促す」という働きに関して、実は多くの人が知らない落とし穴があります。

成長ホルモン分泌刺激試験などで、促進効果が認められているアルギニン製剤は、「血中に直接注射」されてのもの。医療用とサプリメントでは摂取方法がまったく違うのです。

しかも、その作用を十分に引き出すには、まとまった量が必要とされています。

ですが、アルギニンサプリメントの重量は、1粒あたり約200~300mg。仮に、その粒すべてがアルギニンだとして、なおかつ口から摂って100%体内に吸収されたとしましょう。

それでも、試験と同等の結果を得るには、なんと50粒以上飲まなくてはいけないのです。どう考えても、現実的ではないですよね。

このように、あたかも背を伸ばす効果があると売られているアルギニンサプリメントですが、実際のところ、効果を期待するには、まったく吸収量が足りないのです。

もう一つの促進サプリ代表格・α-GPCは身長を伸ばせる?

よく見かけるもう一つの成分が、α-GPC。

アルツハイマーの予防に一定の効果を示し、成長ホルモンの分泌促進に効果があるとして、最近注目を集めています。「母乳にも含まれているので安心」との触れ込みで、あちこち見かけるようになりましたよね。

ところが、原料メーカー発表の実験結果を見ると、首をかしげざるをえません

というのも、アルツハイマーの実験においては、「1日3回の経口摂取」という条件でテストが行われています。でも、成長ホルモンの実験は違います。なぜか、「静脈注射」でのテストが行われているのです。

同じように人体に対しての影響を調べるものなのに、どうしてまったく違う条件で実験をしたのでしょうか?

このような結果を見ると、「経口摂取だと、良好な結果が得られなかったからでは?」と疑わざるを得ませんね。

販売メーカーは売ることが目的です。もちろん、よほど悪徳なメーカーでない限り、実験結果をねじ曲げることはしません。

でも、優位に見えるようにコントロールするケースは、たくさんあります。実験結果だけを見て納得するだけでは不十分。どのような条件下で行われているのかまで、精査する必要がありますね。

そもそも、「成長ホルモン促進で背は伸びない」という事実!

これだけ世の中で多く売り出されているアルギニンやα-GPCでも、その効果に関しては疑問に思う部分が多々。

他にも、成長ホルモン分泌を促進させるとして、リジンやオルチニンが配合された製品がありますが、効果に関しての信頼性は同じ。サプリメントで成長ホルモンの分泌が促進されたという学術的なデータは、残念ながらいまのところありません。

実は、成長ホルモンの分泌を増やす薬剤を使って行った実験でも、「身体の成長促進にはつながらない」という結果が出ています

要は、薬やサプリメントで分泌を促進させること自体が、あまり意味がないのです。

「成長ホルモンの分泌を促す」と聞くと、いかにも背が伸びそうな気がします。お子さまの成長を願う保護者さまなら、思わず飛びつきたくなることでしょう。

でも、成長ホルモンの分泌を促すサプリメントを飲むのは、科学的には必要のないこと、無駄なことだとお分かりいただけたのではないでしょうか。

「背が伸びるサプリメントは何か?」を知ろうとすると、さまざまな情報に出会います。

もちろん、世間でよいと言われているものを、積極的に試してみることも必要でしょう。

でも逆に「背が伸びないサプリメントとは、一体どういうものか?」を知ることも大事。伸びると思っていても、実は勘違いの場合もあることを、十分お分かりいただけたと思います。

背が伸びるサプリメントと、背が伸びないサプリメント。両方について正しい知識を持ち、お子さまの身長を本当に伸ばしてくれる、良質なサプリメントを選んであげてくださいね。

小児内分泌学会の見解について

行きすぎた身長サプリメントの乱立には医師たちも警鐘を鳴らしています。

子どものホルモン専門医で構成される小児内分泌学会でもかなりの数の相談が寄せられているそうで、「学会の見解」として声明をだしています。

「身長を伸ばす効果がある」と宣伝されているサプリメント等に関する学会の見解(2013年3月29日公表)

低身長症の患者さんや保護者から「本当に伸びるのでしょうか」という問い合わせをしばしば受けています。これらの製品には、1.カルシウム、鉄、ビタミンDを含んだサプリメント、2.成長ホルモンの分泌を促進する物質を含むサプリメント、3.成長ホルモンを含むスプレーなど、があります。
これらの製品に関して、日本小児内分泌学会としての科学的立場からの評価をおこなった見解を述べたいと思います。

という前置きがあり、身長を伸ばすサプリメントについて見解を述べています。

要約すると・・・

1.カルシウム、鉄、ビタミンDを含んだサプリメント

鉄やビタミンD・カルシウムは明らかな欠乏症がはっきりしている時には
有効かもしれないが、それがないときには、成長促進作用が見られない。

2.成長ホルモンの分泌を促進する物質を含むサプリメント

アルギニンに代表されるこれらのサプリメントに効果があると考えるのには科学的に無理があり、そもそも成長ホルモンの分泌で、成長には影響しないことが分かっているので、その点でも無理がある。

3.成長ホルモンを含むスプレー

成長ホルモンは分子量(大きさ)が大きいのでスプレーで鼻や口からは吸収できないので
やはり効果があるというのには無理がある。

というようなことが書かれています。

原文は、お医者さんが書いた文章なのでやや難しいですが、この記事の前半部分とほぼ同じ内容です。

興味がある方は原文も一度読んでみてください。

アルギニン重視の”要注意”身長サプリメント

2013年に日本小児内分泌学会が見解を出した後もアルギニン重視の身長サプリの勢いは止まりません。

今では、さまざまなサプリメントが販売されていますが、アルギニン系はどこか疑問の残る「要注意」のサプリメントが多いです。

ドクターセノビル(Dr.senobiru)

アルギニン高配合がウリのサプリメントですが、どう見てもうたい文句通りの1日5,000mgは取れません

これは原材料の表記を見れば一目瞭然。

原材料には配合量の多い順から記載しないといけないというルール(法律)があります。

このサプリメントは1日2袋飲む必要があるので、1袋にアルギニンが2,500mgは入っているはずです。

ただ、アルギニンは多い方から14番目。この表記どおりならば、総重量は少なくとも35,000mgないといけません。実際には7,000mgです。完全に矛盾しています。

ちなみに、1番目のエリスリトールと2番目のデキストリンは、甘味料と食品添加物。どちらも栄養素ではありません。

アスミール

アルギニンと亜鉛とプラセンタのバランスがウリの身長サプリメント。こちらも原材料を見るとアルギニンはめちゃくちゃ後ろの方。

それぞれの栄養素の量については記載がないので、具体的な量は分かりませんが、3つ前のビタミンB1についてはホームページにある情報から推測できます。
 

1日に必要なビタミンB1は0.7mg。

アスミールで摂れるのはその85%。

つまり、ビタミンB1については約0.6mg配合されていることになります。

アルギニンはそれ以下・・・バランスがどうこう以前の問題です。

これらの製品はアルギニン配合の身長サプリメントでは人気の商品です。

なのに、アルギニンの配合量は?。アルギニンそのものの効果どうこう以前の問題です。企業としてきちんと説明が必要なレベルです。

もし、医療用のアルギニンが手に入れば成長ホルモンは増やせるの?

アルギニンが身長を伸ばすとされている理由は成長ホルモンの分泌促進です。

サプリメントではその効果を得られませんが、医療用のアルギニン製剤は確実に成長ホルモンの分泌を促進します。

もし、医療用のアルギニンが手に入れば、成長ホルモンを増やせるのでしょうか?

残念ながら、そう上手くはいきません

理解するには、アルギニンを投与したとき身体はどう動くかを知る必要があります。順を追って解説します。

アルギニン投与で、成長ホルモンの分泌量はアップします。ちょうど眠っている時と同じような状態を作り出します。

しかしアップした状態は長くは続きません。血液中の成長ホルモンの濃度が高まると体は、通常より多いことを察知し、成長ホルモンの分泌を抑制します。

つまり、もともとその人個人が持っている分泌量を超えることはないのです。

ホルモンは少量で身体に大きな変化を与えるのでこのようなチェック機構が働くと考えられています。

これは、他の薬剤・ホルモンでも同じようなことがいえます。

例えば、花粉症や鼻炎の治療に使われるアレルギーなどの薬。ステロイド剤という種類です。

ステロイドとは副腎皮質ホルモンのことです。もともと人体でつくられるものです。

これも薬を長く続けると、副腎のホルモンを作る能力が減ることが分かっています。そして急に薬をやめてしまうとホルモンバランスの乱れによる重大な副作用が起こることもあるんです。

<2017年10月速報> 健康部門 3年連続 第1位!

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